星状神経節ブロック

⾸の前にある星状神経節(交感神経) に局所⿇酔薬を注射することによって、神経の伝達を遮断して交感神経の緊張を緩めます。
その結果、⾎管が拡張し⾎流が良くなることで、痛みやしびれを和らげる効果が期待できます。
治療には保険が適⽤されます。当院では超⾳波ガイド下で注射することで、合併症のリスクを下げるとともにより効果的な治療を⾏っています。


診療の流れ

1 問診

体温、⾎圧測定等を⾏っていただきます。基本的に診察はベッドにて⾏います。
ブロック注射後3 0 分〜1 時間程度のお休みが必要なため、必ず事前にトイレを済ませておいてください。

治療の準備ができ次第スタッフがお声がけし、処置室へご案内します。

2 準備

注射する際に消毒を⾏うため、シャツやブラウスのボタンをはずし、⾸の部分を広くあけます。
アクセサリー等もはずしてください。

次にベッドに仰向け、もしくは症状のある⽅を上にして横向きに寝ていただきます。
スタッフが治療前に消毒いたします。消毒した部分にはお⼿を触れないようお願いします。

3 ブロック注射

再度ブロック注射する範囲を広く消毒します。
刺⼊部位を確認し、ゆっくりと薬液を注⼊します。 治療は5 〜1 0 分ほどで終了します。

ブロック注射後、スタッフが約1 0 分間⽌⾎いたします。
スタッフが⽌⾎の状態を確認した後、再度ご⾃⾝で約1 0 分間⽌⾎をしていただきます。

4 安静

ご⾃⾝で⽌⾎をしていただいた後, スタッフが確認に参ります。
確認できましたら3 0 分〜1 時間ほど仰向けでゆっくり休んでいただきます。
安静終了時刻になりましたら、スタッフがお知らせします。

スタッフが脱⼒感・痺れなどが解消されたかを判断し、解消されていればご帰宅になります。
脱⼒感が続いている場合にはお休み時間を延⻑させていただきます。